「同じように大事な1本」4001本目にも淡々

20130823-00000017-asahi-000-2-view米大リーグは22日、各地で行われ、21日に日米通算4000安打を達成したヤンキースのイチローはブルージェイズ戦に1番・右翼で先発出場し、二塁打を放って3打数1安打、1四球だった。

 ブルージェイズの川崎は9番・二塁で先発出場し、4打数2安打1打点。ヤンキースが連勝を5に伸ばした。

ヤンキース5―3ブルージェイズ

 偉業を達成したナイター翌日のデーゲーム。イチローは前日、「(22日は)ラインアップに僕がいるか分からない」と話していたが、久々の1番で日米通算4001安打目をマークした。

 四回、内角速球を流し打った痛烈なゴロは三塁ベースを直撃。外野へ転がる間に、一気に二塁を陥れた。節目の一打同様、広角に打ち分けられるイチローらしい技ありの安打だった。

 前夜の会見で「(記録を)意識していないことはない」と言い切った背番号31は、この日の一打にも「(これまでと)同じように大事な1本です」。鋭い眼光が見据える先はタイ・カッブの4191安打であり、ピート・ローズの4256安打。新たな記録への挑戦の第1歩を、力強く踏み出した。