カネボウ以外の相談52件=化粧品「白斑」問題で―消費者庁長官

消費者庁の阿南久長官は22日の定例会見で、カネボウ化粧品(東京)の美白化粧品を使用した人に肌が白くまだらになる「白斑」の症状が出ている問題に関連し、カネボウ以外の化粧品の使用者からも白斑の発症を申し出る相談が52件あったことを明らかにした。
 この52件は、2009年5月から今年8月15日までに全国各地の消費生活センターに寄せられ、使用製品名が明らかなもの。相談の内容は「他社製品だが、顔に白斑が出ている」、「通信販売の化粧品を使ったら、鼻に白斑が出た」などだった。このうち、多くがカネボウが商品の自主回収を発表した7月4日以降に寄せられたもので、「複数社にまたがっている」(消費者庁)という。