17年度に「4・4・4制」=小中高一貫校で中間まとめ―都教委

東京都教育委員会の検討委員会は22日、公立で全国初となる都立小中高一貫校の開校目標年度を2017年度とする中間まとめを都教委の定例会で公表した。中間まとめは小中高一貫校について、理数系に重点を置くとともに、4年ごとにカリキュラムを区切る「4・4・4制」の導入を検討するよう提言している。
 4・4・4制では、小中高の12年間を小1〜4の「基礎期」、小5〜中2の「拡充期」、中3〜高3の「発展期」に分ける。校舎は入学から初めの4年間を旧都立芸術高(目黒区)、残りの8年間を現在の都立武蔵高・同付属中(武蔵野市)とする方針。
 検討委の議論で、委員から現行の「6・3・3制」よりも現代の子どもの心身の発達段階に合っているという意見が出たことから、4・4・4制が中間まとめに盛り込まれた。