イオン、ダイエー株44%保有で連結子会社化

20130822-00000030-reut-000-2-viewイオン<8267.T>は22日、公開買い付け(TOB)の結果、ダイエー<8263.T>株を44.24%(議決権所有割合)を保有する筆頭株主になると発表した。イオンはダイエーに対して過半数の役員を派遣していることから、ダイエーは8月27日付でイオンの連結子会社となる。

イオンは7月25日にTOBを開始、8月21日に期日を迎えた。筆頭株主だった丸紅<8002.T>は保有株約29%のうち約24%を応募。イオンはこれまでの持ち株20%と丸紅の応募分を併せ、44.24%を保有することとなった。

イオンは中期計画の中で、アジアシフト、大都市シフト、シニアシフトを掲げており、ダイエーが持つ首都圏の店舗網は、大都市シフトに貢献するとみている。ただ、ダイエーの店舗は老朽化が進んでおり、再建には改装投資が必要になる。ダイエーはイオン出身の村井正平社長の下、中期計画の策定を進めており、ここで再建に向けた青写真が示されることになる。