花火大会主催者 火の取り扱い指導などせず

15日に京都府福知山市の花火大会の会場で起きた爆発事故で、主催者側が露店に対し、火の取り扱いについての指導や安全確認を行っていなかったことが新たにわかった。

 15日夜、福知山市の花火大会に出店していた露店で起きた爆発事故では、59人が負傷し、うち13歳と10歳の男児を含む4人が今も重体のもよう。爆発は、露店の店主が電源を切らないまま発電機にガソリンを注ぎ足そうとしたことが原因とみられている。

 花火大会主催者の福知山商工会議所によると、露店側と事前に交わされた誓約同意書には、火気の取り扱いに注意を促すなどの記載はなく、また当日も安全確認や指導は行っていなかったという。

 問題の露店の店主は全身に大ヤケドをして入院中で、警察は、今後回復を待って事情を聴くなど、爆発の過失責任について調べを進める方針。