みずほ銀 住宅ローン金利下げ

みずほ銀行は12日から、住宅ローン金利に適用する金利の優遇幅を拡大する。大手銀各行は、指標の長期金利が足元で0.8%前後に落ち着いていることから、8月の金利は前月から据え置きか引き下げとした。みずほ銀は主力の「10年固定型」を前月から据え置いたが、優遇幅を拡大することで競争が激化する市場での需要取り込みを狙う。

 10年固定型の最優遇金利を、現行の年1.65%から1.55%に引き下げる。三菱東京UFJ銀の最優遇金利は年1.7%、三井住友銀は年1.65%で大手3行では最低水準。また、みずほ銀は変動型金利も年0.875%から0.775%に引き下げ、同行としては過去最低水準となる。

 銀行は借り入れ審査の結果次第で、店頭表示金利から一定程度引き下げてお金を貸す。みずほ銀の場合、この優遇金利幅は1.4〜1.6%だが、最大1.7%まで拡大する。

 三井住友信託銀行も12日から変動型金利の優遇幅を現行の最大1.7%から1.75%に拡大。適用されれば、金利は年0.725%まで下がる。