暴力団が海の家を出店 千葉県、許可取り消し

県は5日、旭市横根の飯岡海岸で海の家を出店する男性が暴力団員であることが判明したため、設置許可の取り消し処分を行ったと発表した。

 処分は2日付。

 県は7月、旭市から情報提供を受け、男性が暴力団に所属しているかどうか県警に照会した上で聴聞を実施。男性が認めたため、取り消したという。県は平成23年に施行された県暴力団排除条例の趣旨に沿い、今年から暴力団員による海の家の設置を認めていない。

 県は今年、海岸法に基づいて計113件の設置許可を出したが、同市内を管轄する海匝土木事務所が県警への照会を怠り、男性に許可を出していた。