7月に約1000人犠牲=イラク

20130730-00000003-jij_afp-000-1-viewAFP通信は31日、イスラム教シーア派とスンニ派の住民の間で宗派間抗争が続くイラクで、7月の衝突による死者数が989人に達したと報じた。イラク関係各省の発表に基づく集計で、このうち778人は民間人という。
 イラクの治安は今年に入ってから急速に悪化しており、国連によれば、5月には1045人が命を落としている。国内多数派のシーア派が主導するマリキ政権に対し、少数派スンニ派のアルカイダ系武装組織「イラク・レバント(シリア地域)のイスラム国」がテロ行為を活発化させていることが背景にある。