トヨタ 販売世界首位 2年連続、GM抑え 上半期台数

トヨタ自動車の2013年上半期(1〜6月)の世界の販売台数(ダイハツ工業と日野自動車を含む)が、米ゼネラル・モーターズ(GM)や独フォルクスワーゲン(VW)を抑え、上半期として2年連続で首位になったことが26日分かった。北米やアジアでの好調な販売が寄与した。

 トヨタによると、世界の販売台数は前年同期比1.2%減の491万台だった。住宅市場の回復で、景気が上向きな北米で中型車の「アバロン」が増加したほか、インドネシアなどで新興国向け戦略車「IMV」の販売が好調だった。ただ、昨年のエコカー補助金による販売増の反動などを受け、国内販売は同11.3%減の117万台にとどまった。

 一方、GMは前年同期比4%増の485万台、VWが6%増の470万台だった。GMは中国や北米が好調で、通年での販売台数の首位争いは予断を許さない状況だ。