山口・周南市連続殺人事件 逮捕の男、おおむね殺害認める供述

山口県の集落で5人が相次いで殺害された事件で、行方がわからなくなっていた63歳の男が26日、付近の山中で見つかり、逮捕された。
事件発生から6日目、事件は急展開した。
殺人と放火の疑いで逮捕された保見光成容疑者(63)は、山本 ミヤ子さんを殺害して、家に火をつけたと認めているという。
保見容疑者は、26日午前9時5分、周南市の現場周辺の山の中で身柄を確保された。
発見された際、保見容疑者は立っていたが、捜査員の姿を見て、疲れた様子で、その場に座り込んだ。
そして、捜査員が「保見さんですか」と尋ねたところ、「そうです」と答えたという。
その後、身柄は周南警察署に送られ、取り調べが続けられている。
調べに対し、保見容疑者は、素直に応じていて、残る4人の殺害に関しても、「わたしがやりました」と、おおむね殺害を認める供述をしているという。
動機については、これからの調べということだが、保見容疑者の自宅を警察が家宅捜索した際に、不平や不満を書いた貼り紙が、数点見つかっている。
このため、捜査本部では、5人の被害者との近隣トラブルなどから殺害に至った可能性もあるとみて捜査している。
また、この6日間、どこをどのように逃げていたのか、その経緯についても調べることにしている。