除染業者、違反684件=手当不払いなど―福島労働局

福島労働局は24日、東京電力福島第1原発事故を受けて福島県内で除染作業を行う業者を調べた結果、労働基準法や労働安全衛生法違反が延べ264社で計684件見つかったと発表した。
 調査は今年1〜6月、延べ388社を対象に実施した。1日最高1万円の特殊勤務手当(除染手当)を支給しないなど、割増賃金の支払いに関する違反が108件に上ったほか、雇用時に賃金などの労働条件を明示しないケースが82件あった。