山口火災 集落から新たに2遺体 殺人の疑い
山口県周南市金峰(みたけ)で21日夜、民家2棟が全焼、3人の遺体が見つかった火災で、山口県警は、この集落から新たに男女の2遺体を見つけた。ともに外傷があるという。県警は22日、殺人と非現住建造物等放火の疑いで現場検証を始めた。周南署によると、全焼したのは、貞森誠さん(71)、喜代子さん(72)夫妻方の木造2階建て住宅約205平方メートルと、山本ミヤ子さん(79)方木造平屋約85平方メートル。遺体はこの3人とみて、司法解剖し死因を調べている。
貞森さんは夫婦2人暮らし。山本さんは1人暮らし。2軒は約60メートル離れている。ほぼ同じ21日午後9時ごろ出火したとみられることから延焼の可能性は低く、放火の疑いを強めていた。
現場は周南市中心部から約16キロ北東の山間部で、民家が点在している。