周りに流され殴った…運転手役の男が暴行供述

広島県呉市の山中で女性の遺体が見つかり、死体遺棄容疑で7人が逮捕された事件で、運転手役とみられる無職瀬戸大平たいへい容疑者(21)(鳥取県湯梨浜町)が広島県警の調べに対し、「周りの雰囲気に流されて自分も殴ってしまった」と、暴行を認める供述をしていることが、捜査関係者への取材でわかった。

 県警は集団心理で暴行がエスカレートしたとみて経緯を調べている。

 捜査関係者によると、最初に逮捕された無職少女(16)(広島市東区)らは6月27日深夜から28日未明にかけ、瀬戸容疑者に「車を出して下さい」と依頼。

 被害者とみられる元同級生(16)(同市安佐北区)を呼び出し、呉市の灰ヶ峰に向かうワゴン車内で後部座席の足元に押さえつけて蹴るなどし、山中でも暴行して死なせ、遺体を捨てたとみられている。