カネボウ「美白」被害問題、問い合わせ10万件

カネボウ化粧品の美白化粧品で肌がまだらに白くなる被害が出て、同社が自主回収している問題で、消費者庁の阿南久長官は18日の定例記者会見で、新たな被害状況などをまとめて報告するよう、同社に要請したことを明らかにした。

 同庁によると、4日の発表以降、同社が16日までに対象の54製品について受けた問い合わせは約10万1000件、約9万5000個が既に回収されたという。ただ、約45万個が家庭にあるとみられており、同庁は、使用中止を呼び掛けている。