NECがスマホ撤退検討、ドコモの戦略も追い討ち

20130709-00000500-fsi-000-1-view大手電機メーカーのNECは、不振が続くスマートフォン事業から撤退する方向で検討していることがわかりました。携帯電話事業の戦略を見直し、収益の改善を図ります。

 関係者などによりますと、NECは中国のレノボ社と携帯電話事業の統合について交渉していましたが、条件が折り合わず、行き詰まったということです。

 また、スマホを提供しているNTTドコモがこの夏の商戦でソニーとサムスンの2つの機種を大幅に値引きする「ツートップ戦略」を打ち出したことも追い討ちとなり、NECのスマホ販売は苦戦が続いていました。

 今後、NECは、スマホから撤退した資源や人材を成長が見込める海外の通信インフラ事業などにシフトすることも検討していくとみられます。