インドに中国製の偽札流入、ニューデリーなどで初めて確認―印報道

インド紙ザ・タイムズ・オブ・インディアが15日、中国製とみられる偽札がこのほど、ニューデリーに続き、インドとネパールとの国境地帯でも見つかったと報じた。「中国で製造された偽札がインドに流入していることの証拠が初めて見つかった」としている。中国・環球時報が伝えた。

報道によると、ニューデリーの事件では「新疆ウイグル自治区から来た」と自称するガイドが370万ルピー(約610万円)相当の偽札を持ち込んだとして拘束された。ただ中国の駐インド大使館は15日、偽札事件に関する情報をインド当局から知らされていないとコメント。事件で拘束されたのが中国人かどうかは分からないとしている。

インドでは偽札が多く出回っており、ネパールやバングラデシュからの流入が指摘されていた。しかしインド当局がこれらの国の情報を把握するようになったため、中国が新たな拠点となった可能性があるという。