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パレットに暴風雨ネット 風速90メートルに対応

大同火災海上保険(那覇市、上間優社長)は24日までに、パレットくもじを管理運営する久茂地都市開発(富盛次夫社長)と提携し、パレットくもじ1階で県庁側の出入り口に暴風雨ネットを設置した。台風被害の防止や軽減に向けた取り組みの一環。大型商業施設で実践することで、効果的な台風対策の検討や推進につなげる。
 暴風雨ネットはハリケーン常襲地帯の米国フロリダ州で開発され、風速90メートルにも耐え、台風の風雨を95%以上防ぐなど効果が確認されているという。石垣市の代理店「ハリケーン・ファブリック・ジャパン」から購入。石垣市内のホテルや店舗でも設置が進んでいるという。
 大同火災は今回、調査研究を目的にパレットくもじの場所提供を受け、ネットを設置。台風襲来時の効果を検証し、県民の防災への関心を高める狙いがある。そのほか県内の設計業者や建設業者などと連携し、防災意識の向上や台風対策向け設備の普及を目指す。
 一方、台風対策を推進する顧客には保険料の負担軽減を図るなど多様なサービスで支援する計画だ。
 普久原充取締役経営企画部長は「具体的な効果を検証し、台風被害を防ぐネットの普及につなげていきたい」と話した。