2カ月で「116番」3800回、世間話まで…偽計業務妨害で男を逮捕

電話の新設・移設などの相談を無料で受け付ける116番に、2カ月間に約3800回電話を掛け業務を妨害したとして、京都府警東山署は10日、偽計業務妨害の疑いで、大阪府八尾市渋川町の無職、沢田卓士容疑者(44)を逮捕した。同署によると「用事があるときに電話しただけ」と容疑を否認している。

 逮捕容疑は、平成24年10月〜11月、116番に3800回電話を掛け、NTT西日本の子会社でコールセンターを運営するNTTマーケティングアクト関西支店=京都市東山区=の業務を妨害したとしている。

 同署によると、沢田容疑者は約20台の電話回線を契約しているが、10年以上前から116番に無言電話や、電話サービスとは無関係の世間話などの電話を掛けていたとみられる。同支店が同署に相談、今年2月に被害届を提出した。沢田容疑者は、逮捕時も116番に電話を掛けていたという。