東京・浅草寺病院の元会計責任者、僧侶の医療費など着服 逮捕

東京・浅草の浅草寺病院の会計責任者だった男が、僧侶などの医療費を着服していた疑いで、警視庁に逮捕された。
業務上横領の疑いで逮捕されたのは、浅草寺病院の元会計責任者・合羽井 孝幸(かわい・たかゆき)容疑者(58)。
合羽井容疑者は、病院の経理を統括していた2006年8月から2009年4月の間に、浅草寺が、僧侶の医療費のために支払った小切手を勝手に換金するなどし、およそ5,800万円分を着服した疑いが持たれている。
合羽井容疑者は、容疑を認めているという。
浅草寺病院では、僧侶の診察費用の自己負担分を、浅草寺が小切手などで支払う仕組みとなっている。
警視庁は、合羽井容疑者が、この仕組みを悪用し、およそ2億6,000万円を着服していたとみて調べている。