熱中症の搬送者、1週間で2594人…3人死亡

総務省消防庁は9日、熱中症で今月1〜7日の1週間に救急搬送された人は全国で2594人、死亡したのは3人(いずれも速報値)に上ったと発表した。

 1週間の搬送者は今年最多で、前週(6月24〜30日)の3・6倍と急増した。

 搬送者の約半数にあたる1225人は、全国各地で気温30度以上を記録した7日に集中した。都道府県別では愛知県の249人が最多。次いで東京都の214人、埼玉県の182人が多かった。

 死者は青森、大阪、愛媛各府県で1人ずつだった。愛媛県で死亡した男性は7日に屋外で清掃作業をしていた。今年の熱中症による死者は計7人となった。

 同庁は「こまめに水分補給をするなど、対策を十分にとってほしい」と呼びかけている。