税収の伸び「大きな指標」=消費増税の判断―麻生財務相

麻生太郎副総理兼財務・金融相は9日の閣議後の記者会見で、2014年4月に予定している消費税引き上げを実際に行うかどうかの最終判断に関して「税収が伸びてくるというのは少なくとも大きな指標になる」と述べ、税収の動向を慎重に見極める考えを示した。これまで安倍晋三首相も今秋に消費増税を判断する際、税収動向を勘案する考えを示している。
 麻生氏は「基本的に景気が良くならないと税収は増えてこない」と指摘した。
 また、麻生氏は景気の現状について「1月や2月に比べれば今の方が上昇してきている感じがする」としながらも、消費税率引き上げに関しては「まだ決定的に決めるまでには至っていない」と述べた。