タイヤがF1マシンから外れてカメラマンを直撃、ドイツGP

20130708-00000005-jij_afp-000-3-view7日に行われた13F1第9戦ドイツGP(German Grand Prix 2013)決勝で、ピットにいたカメラマンがマシンから外れたタイヤの直撃を受ける事故が起きた。

レッドブル(Red Bull)のマーク・ウェーバー(Mark Webber)がピット作業を受けた後、マシンの右リアタイアが外れて跳ね、2つ先のピットガレージ前にいたカメラマンのポール・アレン(Paul Allen)氏の後背部を直撃した。

 ピットレーン上ですぐさま医療スタッフの処置を受けたアレン氏は、レースが行われたニュルブルクリンク(Nurburgring)の医療センターに搬送された。国際自動車連盟(International Automobile Federation、FIA)によると、その後アレン氏はヘリコプターで病院に搬送されている。

 2位を走行し、8周目にピットインしていたウェーバーは、その後レースに復帰している。

無人のマシンがひとりでにトラックへ

さらに、レースが24週目を迎えると、無人となったマシンがバックし始めて他のマシンが走るトラックに入り込んだため、セフティーカーが導入された。

 問題の車は、マルシャ(Marussia F1 Team)のジュール・ビアンキ(Jules Bianchi)のマシン。エンジントラブルにより炎が上がったため、ビアンキはコックピットを飛び出していた。

 その後、トラックにいたスタッフがマシンを制御できずにいると、車は止まった場所から徐々に後退し始め、トラックを横切って、広告看板に当たってようやく止まった。