東京都内、高齢者の万引増加 初めて少年上回る

東京都内で2012年にあった万引で、65歳以上の高齢者の摘発者数が19歳以下の少年を上回ったことが7日、警視庁の調査で分かった。詳細な統計が残る1989年以降初めて。高齢者による万引の摘発件数は年々増加傾向にあり、孤独感や生活困窮などが背景にあるとみられる。刑務所を出ても仕事や身寄りのない高齢者の再犯が社会問題化しており、警視庁は「高齢者の万引を防ぐための対策を実施していきたい」としている。