パナソニック、保有株6割売却 1400億円分

20130628-00000012-asahi-000-2-viewパナソニックが2013年3月期、保有株式の約6割を売却し、総額が約1400億円減少したことが27日、同社が公表した有価証券報告書で分かった。過去の工場建設や企業買収などで抱えた有利子負債を減らすため、資産の売却を進めている一環。

 パナソニックが取引強化などの目的で保有していた株式は、12年3月末で228銘柄、2288億円。これが今年3月末に177銘柄、878億円に減った。

 音響機器やバッテリーなどで取引のあるトヨタ自動車やホンダ、マツダなどの国内自動車メーカーの株式を売って半分から約1割に減らしたほか、昨年10月に合併した新日本製鉄と住友金属工業の株式も大半を売却したとみられる。