トヨタ、新型「クラウン」など約2万台をリコール

トヨタ自動車<7203.T>は26日、前方の障害物を検知する安全システムのソフトウェアに不具合があるとして新型「クラウン」など4車種について国土交通省にリコール(回収・無償修理)を届け出た。対象は2012年12月から13年6月に製造された約2万台。

ミリ波レーダーによる障害物検知ソフトが不適切なため、乱反射したミリ波情報を誤って障害物と認識し、衝突の可能性がないのに自動ブレーキが作動する可能性がある。リコールでは障害物検知ソフトの修正作業を行う。

リコール対象となるのは「クラウン」のほか、高級車「レクサス」ブランドの「IS300h」「IS250」「IS350」の4車種。不具合の報告が6件、物損事故が1件あった。