すかいらーく、来夏にも再上場 運営効率化で業績改善

20130625-00000011-asahi-000-2-viewファミリーレストラン最大手のすかいらーくが、来年夏にも再上場する方針であることが分かった。赤字店の閉鎖などを進め、安定的に収益を稼ぐ体質になっているためという。米投資ファンド「ベインキャピタル」の日本法人幹部で、すかいらーく社外取締役も務める杉本勇次氏が取材に応じ、明らかにした。

 再上場については、「いちばん現実的なやり方だ」と述べ、早ければ来年夏をめどにめざす姿勢を示した。さらに、「我々は5〜7年かけて経営改革を手伝うのが一般的。上場は一つの通過点だ」と語り、上場後もベインが大株主として経営に携わる考えだ。

 すかいらーくは2006年に経営陣による自社株買い取りを実施して非上場企業に。11年秋からはベインが全株式を買い取り、再建を主導してきた。12年末のグループ店舗は06年末より3割強減らし、物流などでも効率化を進め、13年12月期には3期連続の黒字になる見通しだ。