少年15人に酒100杯提供、容疑で居酒屋など業者が書類送検へ/相模原

相模原市南区相模大野3丁目の居酒屋「のみくい処 魚民」相模大野北口駅前店が昨年末、年齢確認を十分にせずに少年15人に酒を提供した疑いがあることが24日、関係者への取材で分かった。

 同店従業員らは県警から事情を聴かれており、県警は25日にも風営法違反(未成年者への酒類の提供)の疑いで、同店の店長代理の男性(31)と、同店を経営する「モンテローザ」(東京都)を書類送検する方針。

 関係者らによると、同店は昨年12月30日深夜から翌31日未明にかけ、客として来店した17〜18歳の少年15人が20歳未満であることを知りながら、ビールやウイスキーなど計約100杯を提供した疑いが持たれている。

 少年らは忘年会と称して来店。店長代理は席に案内された少年らの年齢を十分に確認しなかった。15人は来店から2時間程度で、ビールやウイスキーなど計約100杯を注文したという。少年の1人が店内で他の客に対して傷害事件を起こしたことから、飲酒が発覚。県警の調べに対し、店長代理は「(少年たちと)トラブルになるのが面倒だった」などと供述、容疑を認めているという。