参院選後に野党結集を=「安倍政権長くない」―生活・小沢氏

生活の党の小沢一郎代表は時事通信の単独インタビューに応じ、7月の参院選について「投票率が下がり、固い基盤がある自民党が過半数を取るだろう」との認識を示した。その上で「自民党もいいかげんなことをしたら交代だ。きちっとした受け皿ができれば、基数は小さくても次の衆院選は絶対に勝つ」と述べ、参院選後に野党勢力が結集する必要があるとの考えを強調した。
 小沢氏は「参院選後には(非自民の)選択肢をつくれという声が国民の方から上がるかもしれない」と指摘。ただ、日本維新の会については「自民党より極端なことを言っている。野党ではない」と述べ、連携を否定した。
 安倍晋三首相の経済政策「アベノミクス」に関し、「所得が上がらず、物価だけが上がる。国民生活にマイナスが大きい」と批判し、「期待感だけが風船玉みたいに膨らんだから、(見放されるのは)早い。安倍さんは長く続かないと思う」と強調した。さらに、安倍氏の自民党総裁任期が切れる2015年9月には「(別の人に)代わっているのではないか」との見方も示した。