長谷川、来週にも進退話し合いへ

20110531-00000013-sph-000-3-viewプロボクシング前WBC世界フェザー級王者・長谷川穂積(30)=真正=と山下正人会長(49)が来週にも保留している進退についての話し合いを行うことが30日、分かった。山下会長が明かした。長谷川はこの日、被災した宮城・仙台市内のスポンサー関連企業を訪問しエールを送った。

 現役続行か、引退か―。4月8日に王座陥落して以降、宙に浮いていた長谷川の去就問題に何らかの進展が見られそうだ。山下会長は「(被災地に)来てからと思っていた。来週くらいには話し合いたいと思っている。どっちにするにせよけじめはつけないといけない」と話した。

 これまで、長谷川自身は「まだ全くの白紙。考えてもいない。決断の時期も決めていない」と結論を急がない方針だった。中途半端な気持ちで決断することはない。それでも会長との話し合いの中で、心境の変化が生まれるかもしれない。

 この日はスポンサーのテレビ・アンテナ製造販売会社「DXアンテナ」(本社・神戸市)の関連企業を回った。2日間の被災地訪問を終え「力をもらったとか、簡単に言葉にできることではないけれど、来て良かったです」とうなずいた長谷川。下す答えに誰もが注目している。